長崎には「空を泳ぐペンギン」が見られる水槽があるらしい
2020.03.19 11:00
長崎には「空飛ぶペンギン」が見られる水槽がある――
そんな投稿が2020年3月15日からツイッターで話題になっている。いったいどのような水槽なのか。その写真がこちらだ。
大きなペンギン水槽の下には、人が通れるスペースが。ベンチが用意されていて、ペンギンが泳ぐ様子を下から観察できるようになっている。水槽の上には屋根がないため、晴れた日には光が差し込み水面がゆらゆらと反射する幻想的な空間に。まるで空と海が一体化しているようだ。
水槽があるのは長崎県佐世保市の九十九島動植物園森きらら。ツイッターユーザーの宵月 絃(@__yoii_to)さんがこの様子を、
「晴れの日には水の底を歩いているみたいな気持ちになるし、もちろんペンギンも可愛くて時間を忘れちゃう青さ」
と投稿している。
この写真を見たユーザーからは、
「ペンギンがいなくても、自分が宝石の中に入ったような素敵な空間!訪ねてみたいです」
「大きな水槽を下からと、水面近くを横から、上からも見れて、ずっといられそうだなーと思いました」
「のんびりと出来る空間ですよね」
といった声が寄せられている。
「ペンギンはもともと空を飛んでいました」
Jタウンネットは17日、九十九島動植物園森きららのペンギンの飼育担当に話を聞いた。
水槽があるのは「ペンギン館」と呼ばれる3階建ての建物。1階では水槽の下から、2階では水槽の横から、3階は水槽の上からペンギンの泳ぐ姿を楽しめる。また3階の「のぞき見デッキ」からは、陸上を歩くペンギンを同じくらいの目線で見ることができる。
現在は20羽のフンボルトペンギンがここで過ごしている。担当者はこのような水槽になった理由について、次のように話す。
「ペンギンはもともと空を飛んでいました。今は飛ばなくなりましたが、水の中では空を飛んでいるような姿を見せたいという理由でこのような水槽になったようです」
担当者によれば、ペンギンは晴れの日は昼寝をしていることが多く、どちらかといえばも雨の日に水槽を泳ぐことが多いそう。どうやら、晴れ渡った青空の下を泳ぐペンギンの姿を見られるかどうかは運次第のようだ。
担当者はペンギン水槽の今後について、
「今は岩を入れるなど、遊ぶ場所を増やすことに力をいれています。今後の変わりようを見ていただければ」
と話している。