「田舎では農業が絶対優先」 不条理すぎる地元ルール、解決策はどこに【ご近所トラブル大賞2019
2020.01.04 17:00
農家だったら何でも許されるのか
「田舎では農業が絶対優先? 騒音被害に悩まされても...『非農家なら我慢しろ』」(山梨県・40代性別不明)
8月28日に公開したこの記事は、信じがたいローカルルールについてのトラブルだ。
投稿を寄せたのは、山梨県の果樹栽培が盛んな地域に住むXさん(40代性別不明)。数年前のある日、Xさん宅の隣のぶどう畑に突如「爆音機」が取り付けられた。鳥獣被害を防ぐために、定期的に大音量を発する機械だ。
そのせいで、日夜「ドーン」という騒音の被害に悩まされるようになったXさん。あまりのことにXさんは市役所に通報。しかし、この通報に家族は、
「(畑の持ち主は)果樹栽培で生計を立てているから、やめてとは言えない」
と、反対したという。
結局、多くのクレームがあったのか爆音機は撤去されたそう。しかし、その翌年に現れたのは大ボリュームのラジオだった。
Xさんがぶどう畑の持ち主に電話でやめてもらうようお願いしたところ、数日後家族が地域の会合に出た時に、
「ウチは農家で生計を立てている、なんだあの電話は!」
と、持ち主から言われてしまったそう。
こんなことを言われても、Xさんの家族からは、
「農家は畑で生計を立てているから、非農家の私の家の方が色々我慢するのは仕方ない」
との意見が。どうやら事を荒立てたくはないようだ。そんな状況についてXさんは、
「いったいどこまで非農家は我慢すればいいというのでしょうか...」
そう心境を綴っていた。