豚骨・鶏ガラ・魚介どれも不使用! 完全ヴィーガン仕様のカップ麺、味はどうなの?
2019.12.29 12:00
動物性食材を使っていないスープ
両者ともスープに一切の動物性食材が使われておらず、本来ならラーメンスープには必須の鶏ガラ、豚骨、魚介などが入っていません。ヴィーガン食としてどのように味を補っているのでしょうか。
担担麺のスープは、濃厚な練りごまをベースに豆板醤や甜麺醤(テンメンジャン)を加え、唐辛子や花椒で刺激が加えられています。唐辛子や花椒はそれほど強いわけではないですが、練りごまの濃さはカップ担々麺の中でもトップクラスではないでしょうか。
一般的な担々麺のスープ入っている鶏や豚が使われていないため、奥行きがなく多少表面的な味だと感じましたが、練りごまのコクや花椒のシビレによって味の奥行きを補おうとする意図は窺えました。
何度か食べて慣れれば違和感がなくなってきそうです。ヴィーガン食だからといって薄味ではありません。
一方の酸辣湯麺は、お酢の強烈な酸味を効かせたしょうゆ味で、ごま油やガーリックの風味を効かせています。唐辛子の辛味が強く、酸味と辛味でかなりパンチの強い酸辣湯スープに仕上がっていました。思いのほか激しい味にびっくり。
酸辣湯麺ではベースに鶏を使うことが多いですが、今回は鶏抜きでも味の不足感はまったくなく、むしろ酸味と辛味の激しさは他の酸辣湯商品以上だと感じました。酸味や辛味は動物性食材を補うのにとても適した味だと思います。