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ブロッコリーの「白いアレ」は農薬じゃない! 野菜のプロが注意喚起「食べても全く問題ない」

横田 絢

横田 絢

2019.12.05 06:00
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水をはじくブロッコリーは新鮮な証!

担当者によると、「ブルーム」とは植物自体が分泌する「保護バリア」のようなもので、販売されているさまざまな野菜・果物についている。

ブロッコリーや、キュウリやブドウ、カキ、リンゴといったツイートで例に挙げられたのは目に見えてわかりやすいもので、熟した野菜や果物はだいたいブルームを分泌しているそうだ。

ブロッコリーの「白いアレ」はブルーム
ブロッコリーの「白いアレ」はブルーム

「成分としてはパラフィン、蝋物質ですので人体には何の影響もありません。
蝋なので、基本的には水分の蒸発を防ぐんですよ。みずみずしさを失わないために分泌されています。
果物とかは成熟した後、過熟と言ってどんどん古くなっていくんですけど、そうなっていくのを遅らせる、マックスで良い状態を長く保とうとして出てくるものと考えてもらったらいいです」

と担当者。果実の場合、熟した状態で木に長く実ることで、動物に食べてもらい、種を次に伝えやすくなるそうだ。

また、水分を保つためだけではなく、菌などの侵入を防ぐ役割もあるという。例えば、ブロッコリーの場合、我々が食べるのは「つぼみ」の状態だ。花を咲かせ、種を残すまで自分の身を守れるように、ブルームを分泌しているとの話だ。

「日が経つとブルームは落ちていくので、水をはじくブロッコリーは新鮮であることの目安になります。害はないので、はじかなくなるまで洗う必要は全くないです。
むしろ、水をはじかないのは『どんだけ古いもん並べてるねん』っていうくらいのものですね」(担当者)

ただ、ブロッコリーはつぼみの隙間に小さな虫やゴミが入りやすいため、それらを落とすためには洗った方が良い。しばらく水に漬けてから、水と一緒にゴミを振り落とすときれいになるそうだ。その場合、房にわけてから洗った方が効果的だという。

「農薬みたい!」と嫌われるブルーム
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