ブロッコリーの「白いアレ」は農薬じゃない! 野菜のプロが注意喚起「食べても全く問題ない」
スーパーで買った野菜や果物の表面に、「白い粉」が付いていた。そんな経験がある人は多いだろう。
中には、気持ち悪いな、と思ったことがある人もいるかもしれない。
2019年11月30日、植物、資材、食品の販売を行う園芸会社・国華園(大阪府和泉市)の公式ツイッターがこの「白い粉」について、ある動画を引用しながら注意喚起を行い、注目を集めた。
発端になった動画では、白っぽいブロッコリーに水をかけ、水をはじく様子を見せ、虫に食われないように、ワックスを付けていると説明。それを落とすためだとして、洗剤を薄めた水の中にブロッコリーを入れて洗っている。
国華園の公式ツイッターは、これが「間違った知識」だと指摘するツイートを引用しながら、「白い粉」は「ブルーム」という天然物質で、新鮮なものである証だと訴えた。
その後、このツイートにリプライする形で、
「こういう誤った知識が広まるのは本当に辞めて欲しいです......。消費者がブルームを嫌うので、ブルームが付きにくいキュウリなどが品種改良されたりしています」
とブルームについて説明するツイートを続けている。
ツイートを見た人からは
「農薬を意識してめっちゃ洗ってたから目からウロコですよ」
「子供の頃はよく知らなくて農薬?と勘違いしてました」
「スーパーの青果コーナーでパートしてます。年に数回は薬じゃない?と質問されますがちゃんと説明させていただいてます」
などの反応が寄せられた。「ブルーム」を人工の物質だと思っている人は少なくなさそうだ。
Jタウンネット編集部は、一連のツイートを投稿した国華園のツイッター担当者に、「ブルーム」について詳しく話を聞いた。