ブロッコリーの「白いアレ」は農薬じゃない! 野菜のプロが注意喚起「食べても全く問題ない」
ブルームが付いた状態で届けようと頑張っているのに...
担当者によると、ブルームは、野菜や果実にべったりとついている、というものではない。
「ブルームがしっかりついている、というのは収穫されてあまり時間がたっていなかったり、人の手に触れられていなかったりすることの証明になります」
と担当者。ブルームの存在が最もわかりやすいというブドウを例にして話してくれた。
「白い粉を吹いたみたいなブドウを見つけたら、『お、新しいんやな』と思ってもらえたら。
ブルームは、本当にちょっと触っただけですぐ落ちちゃうんです。風にさらされるなどでもちょっとずつ減っていくものです。輸送途中でももちろん落ちますし、パッキングするときに触っても落ちます。ブルームがしっかり付いたブドウは、ものすごく丁寧に扱われて店頭に並んだと思って間違いないです」
天然の保護バリアであるブルームが取れると、そこから水分が蒸発しやすくなり、劣化が早まるそうだ。だからこそ、ついているものを仕入れたいし売りたい、と担当者は訴える。
「ブルームが付いたまま消費者に届けるために、みんな頑張ってるんですよね。
農家さんも、出来るだけブルームを取らないように、大事に丁寧に出荷されているんですよ。
誤解されている方も結構いらっしゃったので、むしろ歓迎する状態だと知ってもらって、新鮮なものを選んで買っていただければ嬉しいです」(担当者)