中学生が絵の練習を毎日続けた結果 3年後の成長に驚き「本当にすごい」「努力の賜物」
2019.11.27 20:00
独学で色鉛筆画を描き始めて...
「きっかけは沢山ありますが、大きなきっかけは、メイクアップアーティストに憧れてですかね」
長靴をはいた猫さんは27日、色鉛筆を使って絵を描くようになったきっかけについてJタウンネット編集部の取材にそう答えた。
「男子がメイクする機会なんてなかったので、高校入学祝いで買ってもらった120色の色鉛筆で、色の濃淡などの勉強がしたいと独学で描き始めました」
色鉛筆画について独学によって習得されたものだということで驚きだ。遠出をしている時など、どうしても絵が描けない場合をのぞき、この3年間で最低でも日に1時間、長ければ8時間ほど絵を描くことに費やしてきたという。
一作品における製作期間については、B5サイズの作品を50時間ほどで仕上げるようにしているそう。日数にすると10~20日間くらいを費やすとのことで、並々ならぬ集中力が必要とされそうだ。
作品の制作過程はYouTubeでも発信している。動画内で瞬く間に描かれていく様子に目を奪われてしまう。
見るものを圧倒させる作品を生み出し続ける長靴をはいた猫さん。だが、高校卒業後はイラスト関係の進学はせず、春からは美容専門学校に進学予定だという。
「昔から人を喜ばせたいという気持ちが強く、メイクアップアーティストに昔から興味がありました。今後はこの活動は続けながら夢でもあるメイクアップアーティストを目指していきたいとおもっています。もともと色鉛筆もそれのための勉強みたいな感じで始めたので」(長靴をはいた猫さん)
今回のように作品が度々SNSで話題に上がることを受けて、
「正直、自分が1番驚いています。話題になる前から褒めてくれた友達にはすごく感謝してますね。描き続けられたのは友達や、フォロワーさんが褒めてくれていたおかげなので」
と周囲への感謝の意を示した上で、
「昔からの夢は置い続けながら、作品を待ってくれている方の期待にも応えていきたいし、色鉛筆の魅力ももっと広めたいと思いました。これから、もっと進化してみせます」
とさらなる進化を誓った。
夢に向かって歩みを進める現役高校生色鉛筆画家。活動の場を広げて、これからも見るものを魅了してくれそうだ。