クリーチャーにしか見えない遊具の正体判明 販売会社「これはイモムシです」
設置当初は「気持ち悪がられていたようです」
中村製作所の広報担当者によれば、これはアメリカ製の遊具。受注生産品で、緑以外にも赤、青、黄色、オレンジなどのカラーバリエーションがある。
この遊具は何なのか。さっそく聞いてみた。
――これは何をモチーフとした遊具ですか。
担当者「イモムシです」
――どうやって遊ぶものなのでしょうか。
担当者「くぐったり、のぼったりの動的遊びをはじめ、お腹(背中)のところにテントウムシの絵柄があったりして知育的な遊びもできます。そのほか子ども達が自由に遊ぶことができるものです」
イモムシだったのかこいつ...。
デコボコな突起はテントウムシがくっついていただけらしい。人々が体内にいることを連想させる足元のユニークなデザインは、アメリカンジョークなのだろうか。念のため「このイモムシは人を飲み込んだのか」と担当者に聞いてみたが、「あり得ないです」と一蹴されてしまった。
また、横浜市南土木事務所の担当者によれば、永田北一丁目第一公園に設置されたのは2010年。当時の担当者はすでに外れており、設置した詳しい経緯は分からないという。ただ、どういう遊具を置くかは担当者が提案することができ、
「担当者の趣味というか意向で設置が検討されて、上長の確認が取れたので設置がされたということですね」
と取材に応じた担当者は説明している。
土木事務所の担当者によれば、このイモムシを模した遊具は、2010年頃にいくつかの公園に設置された。実際、平楽公園(横浜市南区)にも色違いのピンクの遊具が確認できる。
担当者はツイッターで話題になったことについて、
「設置した当時は不評というか気持ち悪がられていたようです。今は外してくれという声も特になく、馴染んできているのかなと思いますが...」
と話している。
ちょっとホラーなイモムシの遊具、あなたの近所の公園にもいるかもしれない。