「サブスク家具」導入でコスト減 「日本初」の注目ホテル、どんな雰囲気なの?
「サブスク」ホテルの実力は
ツアーではまず、5月13日にオープンしたばかりの大阪・STAY Vintage NAKAZAKIに集合。一行はサブスク家具を導入した「STAY」ブランドホテルのコンセプトなどの説明を受けた後、EAST・WESTの両施設をそれぞれ見学した。
STAYブランドのコンセプトについて説明したTRASTAのCOO・越島悠介氏は、IT機器のソフトとハードを例に、ホテルの建物を「ハード」、家具をはじめとしたブランド作りを「ソフト」と表現。サブスク家具の導入も、ソフトのアップデートを容易にするための一環といえるだろう。
STAY Vintage NAKAZAKIのテーマは「レトロ」。共有スペースには、昔懐かしいボードゲームや玩具も用意しているという。
続いて訪れたのが、4月27日オープンの京都・住亭 SHIJO KARASUMA。こちらは場所柄にあわせてか、日本をイメージした和風のデザインが特徴となっている。「日本を感じながら楽しめる宿泊施設」がコンセプトだそうだ。
両ホテルの見学の後は、TRASTAの木地氏と、「STAY」ブランドが導入したサブスク家具を展開するクラス社の久保裕丈社長によるトークセッション。この日見学したホテルの楽しみ方や、デザインのコンセプトなどに関する意見が交わされた。
さらに木地氏は、今後のSTAYブランドの展開について、
「宿泊者、運営者ともに効率化を進めていきたい」
とコメント。具体的な施策についても。事前にスマホに宿泊情報を登録しておくことで、チェックイン時間が短縮できるサービス「CUICIN」を発表。まず自社ホテル限定で導入し、今後はサービスの外販も考えているという。