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一軒家の敷地内なら何をしても許される? BBQ「煙害」に悩むアパート住民に、お坊さんが新提案【ご近所トラブル大賞2018】

ご近所トラブル調査団

ご近所トラブル調査団

2019.01.03 17:00
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Jタウンネットの人気コーナー「実録!ご近所トラブル」で、2018年によく読まれた記事を発表する「ご近所トラブル大賞2018」。

これまで、ランキング形式で1位2位3位の記事と、長く読まれ続けている「殿堂入り」エピソードを浄土真宗本願寺派僧侶で東京・四谷「坊主バー」の店主でもある藤岡善信さんと一緒に振り返り、ありがたいお言葉をいただいてきた。

第二弾として、編集部が「ぜひお坊さんに相談したい」と思った4つのエピソードをピックアップ。深夜のバーへ持ち込み、読んでもらった。

藤岡善信さん(Jタウンネット撮影)

藤岡善信さん(Jタウンネット撮影)

ガレージから響く大音量と近所にまん延するBBQの煙

「陽気にBBQパーティー!近所は煙まみれ...『敷地内だから文句ないだろ』は許されるか」(大阪府・20代女性)

11月11日に公開したこちらの記事は、大阪府の20代女性から届いた投稿。「一軒家に住む家族」VS「2階建てアパートの住民たち」のBBQ(バーベキュー)パーティーをめぐるトラブル。

その煙、ご近所迷惑かも?(画像はイメージ)

その煙、ご近所迷惑かも?(画像はイメージ)

アパートの目の前にある一軒家は1階がガレージで、大きなスピーカーを置いてかなりの音量で音楽を聞いているという。そして、そのガレージの前でしょっちゅう、BBQパーティーが開催され煙が近所に充満し、地域住民は迷惑しているそうだ。

洗濯物は煙のニオイがついてしまい、洗い直しをしなければならないくらいで、同じアパートに住んでいる者と一緒に注意しに行ったところ、「家の敷地内でやっている事なので文句は言われたくない。音楽も21時以降は音量を下げている」と言われてしまう。

「赤ちゃんがいる家庭もあり、18時には音量は下げて欲しい」と再度頼んだところ、それ以降は大音量の音楽問題は解決しのだが、まだBBQの煙は改善されていない。アパートの住民は、煙もなんとかしてほしいのが本音だ。

僧侶からの言葉――「一軒家のファミリーと仲良くなってしまうのも手」

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「自宅だから何やってもいいだろう」という考えはひどいと思います。世の中、人と人とのつながりの中で生きていることを忘れてはいけません。

洗濯物に煙のニオイがつくのも困りますよね。相手に話が通じればいいですが、この投稿を読んだ限りは難しそうな雰囲気が感じられます。結局、引っ越すしかないということになるかもしれません。

引っ越すときに、「おかげさまで、引っ越すことができました」なんていやみを込めて伝えたとしても、きっと、あちらはやめてくれないでしょうね。

例えば、発想を変えて別な行動を起こしてみてはどうでしょう。

週末だけのことだったら、自分も外へ出かけて楽しんできたり、一緒にクレームを言いにいったアパートの住民の皆さんの連帯感をうまく使って、一軒家のファミリーと仲良くなってしまい、ご近所迷惑にならない場所を提案してBBQを楽しんでみるといった道もいいかも。ちょっと無理やり感はありますが......。

ご近所トラブルは本当に難しい問題ですが、これを機に、ご近所の関係を善いものへと転じさせられることができたら最高ですね。
(浄土真宗本願寺派僧侶、四谷「坊主バー」店主 藤岡善信 談)

坊主バー
https://vowz-bar.com/
住所:東京都新宿区荒木町6番地AGビル2階
電話:03-3353-1032
ツイッター 四谷 坊主バー(@yotsuya_vowzbar)

「いつでも開かれたお寺」をコンセプトにしたカジュアルでアットホームなバー。現役の僧侶の話に耳をかたむけ、人生を語り合うひとときを過ごしたいと、世界中から客が訪れる。1日2度ほどお経の時間がある。坊主バーでは、御朱印もいただける(1枚300円)。

御朱印(300円)

御朱印(300円)

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