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篠山市、賛成多数で「丹波篠山市」へ 改名を助けた「1億円の匿名寄附」とは

松葉 純一

松葉 純一

2018.11.19 19:05
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兵庫県篠山市で2018年11月18日、「丹波篠山市」への市名変更の賛否を問う住民投票が行われ、その結果、丹波篠山市への変更に賛成が多数を占めた。

兵庫県東部に位置する篠山市は、「丹波栗」や「丹波黒大豆」の産地だが、隣接する丹波市だけの特産品だと誤解されているとして、市の名称を「丹波篠山市」に変える方針を打ち出していた。

今後、変更手続きが順調に進めば、19年5月にも「丹波篠山市」が誕生する見通しだ。

やはり、今回の結果に地元は大いに盛り上がっているようで、インターネット上にはにはさまざまな反応が続々と。一時、ツイッターの「トレンド」ワード入りする程の勢いを見せていた。

「正月の黒豆は、丹波篠山産に限る」

兵庫県篠山市役所(おぉたむすねィく探検隊さん撮影、Wikimedia Commonsより)
兵庫県篠山市役所(おぉたむすねィく探検隊さん撮影、Wikimedia Commonsより)

ツイッターの反響を見てみよう。

「たしかに丹波篠山ってまとめて呼ぶもんな」「丹波といえば篠山ですよ~」などと、住民投票の結果に賛同する意見が多かった。

「正月の黒豆は、丹波篠山産に限る」「昔よばれていた地名を残し、ブランド力を維持、守るためと」といった解説もツイートされている。歴史を生かして特産や文化が定着するのはすごくいいといったコメントもあった。

篠山のお土産では反応薄いが、丹波篠山のお土産なら反応良い、というのが、実感だったようだ。地元は大いに盛り上がっている。

そのほか篠山市の改名をめぐっては、「市名変更のために使ってほしい」などとして、当区名の人物から1億円のふるさと納税が寄せられたことも話題に。これには酒井隆明市長も17年12月のブログで、

「あまりの高額のご寄附にびっくりしています。篠山市への思いに、感謝申しあげます」

と感謝を述べていた。こうした事の次第は、Jタウンネットも「兵庫・篠山市長『サンタクロースからではありませんが...』 『丹波篠山市』改名用途に1億円のふるさと納税が!」という記事で報じた通りだ。

それだけに、今回の住民投票の結果を受けてツイッターでは、

との声も出ていた。

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