もみじ饅頭だけじゃないんですよ... 広島出身記者のオススメ名産・土産
酒の肴枠もしくはおかず枠にぴったりのお土産
おかず(?)枠で紹介したいのが、練り物の製造販売を手掛けるいずの(出野水産)のちくわだ。「宮島名産」とのキャッチコピーがついているが、市内のデパ地下や広島駅の土産コーナーでも購入できる。もちろん、通販もある。
あなごのすり身が入った「あなご竹輪」が有名だが、鯛を使った「鯛ちく」、タコを使った「たこ竹輪」もちくわと思えないおいしさ。料理に使用してもいいのだが、そのまま食べることを記者としては推奨したい。お土産のつもりで購入したのに、新幹線の中で記者の酒の肴になってしまい、東京に着くころには消失していることもある。
あまり広島とちくわがつながらないかもしれないが、瀬戸内海に面した広島は水産加工物が豊富で、練り物を製造しているメーカーも多い。記者の祖父母もそれぞれ自分が好きな練り物屋さんがあり、子どものころは福山まで練り物を買いに出かけた記憶がある。
おかずというより酒の肴感が強まってきたが、続いて紹介したいのはふくびしの「広島かきのかけら」だ。その名の通り燻製にした牡蠣のかけらが詰まっている。甘辛い味付けで酒が進むのだが、個人的に画期的だと感じるのは食感。燻製にされたことで、しっかりとした歯ごたえが生まれていて、「牡蠣のあのブニョブニョした感じが苦手」という人にもおすすめできる。
スモーキーな香りになったことで、独特な臭いもマイルドになっているので、食べやすい。個包装されているので、お土産と言うよりは新幹線の車中でビール片手に自分で消費するのに向いているかも。
最後は、呉市にある作田水産の「瀬戸内ちりめんアンチョビ」だ。瀬戸内海で獲れたちりめんを塩漬けにして熟成させたもので、見た目はアンチョビペーストに近い。ソースとして使ったり、ジャガイモにつけて食べるのが合う。容器のラベルデザインが凝っているので、ちょっとこだわったお土産を買いたいならおすすめだ。
製造に時間がかかるこので、広島市内といえど必ず入手できるわけではないと帰省の際に販売店の店員さんに言われたことがある。結構レア度が高いのかもしれない。
あくまで記者個人のチョイスなので、今回ご紹介した商品が広島土産のすべてではないし、広島を訪れた際は、気になる特産品や名産品を手に取っていただきたいが、少しでも広島への興味や関心につながったり、お土産選びの参考になれば幸いだ。