名古屋から宇宙へ!月面でビール醸造ができるか特注ポンプとバルブで勝負
2018.06.16 06:00
宇宙移住後の食を考えた取り組み
一番の目的は、ビールを造るために必要な酵母菌の働きを、宇宙空間で確認することです。人類が宇宙へ移住する時代に向け、宇宙でもパンや味噌などを作ることができるか調べる取り組みです。
高砂電気工業は、100万分の1リットル単位の液体を扱う、非常に小さなポンプを作っている会社です。医療用装置のバルブでは国内トップシェアを誇ります。
ロケットで運ぶには小ささと軽さが求められ、高砂電気工業がプロジェクトのために特注したポンプとバルブが採用されました。
高砂電気工業は、今回のプロジェクトに無償で協力しています。
浅井直也社長は「人類にとって宇宙で居住するのは宇宙戦艦ヤマトの頃からの夢。そこでビールを飲んだら美味しいだろうなという我々の夢もある。最初は小さな1杯だが、これが大きくなることを期待して応援したい」とお話されました。
高砂電気工業のポンプとバルブは、2019年4月にロケットで月へ旅立つ予定です。(ライター:moca)