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京都で活躍する「まつたけ山復活させ隊」 山づくりのボランティア

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2017.11.05 07:34
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[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2017年10月25日の放送の「こちらぷいぷいお天気部!!」のコーナーでは、かつて京都市内でたくさん獲れていた「京まつたけ」について取り上げられました。

「京まつたけ」は「小ぶりで色白で香りもいい」のが特長。戦前は1200トンの収穫がありましたが、現在では0.5トンにまで激減しました。主な原因は林業の衰退で里山が荒れてしまったこと、また変化する秋のお天気が関係していました。

まつたけ(画像はイメージ)
まつたけ(画像はイメージ)

活動12年目で14本の収穫

かつてはまつたけが多く獲れた京都市左京区岩倉村松町で、再びまつたけづくりに挑戦している「まつたけ山復活させ隊」を取材しました。

週に1回集まって、まつたけが育つ山づくりをするボランティア活動です。リーダーはまつたけを研究している吉村さんです。吉村さんは大学時代から76歳の今まで、まつたけを研究してきました。大学卒業後、岩手県にあった「岩泉まつたけ研究所」の所長を15年間務め、町のまつたけ生産量を5倍にまで増やしました。

そして12年前に京都に戻り、知人に借りた山でボランティアの皆さんとともに枯れた山の手入れなどをして、「京まつたけ」復活に向けての活動をしています。活動を続けて12年目の去年の秋、ついに14本の「京まつたけ」が復活しました。

京都の秋は、50年前は平均気温が17.2度だったのですが、ここ10年間は18.6度に。この1.4度の差は京都が九州の宮崎くらいの気候に変わったほどの変化で、まつたけの収穫にも影響しているとのこと。

地球規模での気候変動が大きく影響しているのを知り、とても驚きました。今後の吉村さんの活動に期待しています。(ライター:けあるひの)

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