「聖火台を火焔型土器にしよう!」 長岡の初マラソンに込められた思い
2017.10.05 11:00
土器を模した聖火台に点火するイベントも
「第1回とは思えないすばらしい運営で楽しくランできました」「こんなにスタッフが真剣でランナーにやさしい大会は初めてです」「また来年も絶対参加したい大会でした」
マラソンなどの情報サイト「RUNNET」では、2017年10月1日の大会後にこんな書き込みが相次ぎ、4日夕現在の総合評価で86.5点が付いている。
大会が開かれた西部丘陵地域では、1936年に炎のような突起が付いた土器が出土し、その後も周辺地域で次々に火焔型土器が見つかっている。マラソンは、地域の活性化のために縄文人が走った丘を現代人も走ってみようと、地元有志らでつくる実行委員会が企画した。
10キロと3キロの2コースがあり、約60メートルの高低差がある丘を走り抜ける。全国から767人がエントリーし、当日は710人がマラソンに挑んだ。開会式では、火焔型土器を模した聖火台に点火するイベントが行われたほか、土器の着ぐるみも登場し、大会を盛り上げていた。