横浜には、とんでもなく硬いアイスがある...評判の「月餅アイス」を食べてみた
スプーン、通りません
月餅の本場・香港では、アイス月餅など新たなスタイルの月餅が登場して人気を博しているというが、崎陽軒の月餅アイスは、月餅を丸ごとアイスクリームに載せた、もとい埋め込んだものだ。
何やら硬いらしいし、確実に美味しいだろうし、最高の状態で食べてみたい、との思いを抱え、今回訪れたのは崎陽軒の横浜駅東口ジャスト1号館ティーラウンジ店だ。
横浜駅から数分、みずほ銀行の裏手、アニメイトなどが立ち並ぶ通りにあるお店で、中には飲食スペースがあるため、ガッツリと冷やされた月餅アイスが食べられるのだ。
入店して早速月餅アイスを頼むと、店員の方から
「非常に硬いので、しばらく溶かしてから召し上がってください。そうすると月餅とアイスがなじんでより美味しくなります」
と、早速「かたいよ」との忠告が。容器にも霜が降りており、強めに握ってもビクともしない。写真では全く伝わらないのが残念だが、確かに前情報通りの硬さのようだ。
店員さんの忠告を無視し、スプーンをアイス部分につきたてようとしてもかなり苦労する。これは確かにしばらく待った方がいいだろう。
そうして程よい柔らかさになった段階で食べ始めたのだが、アイス単体でもかなり美味しい。そして月餅と一緒に食べると......と思ったのだが、アイスは程よく柔らかくなっていても、冷やされた月餅は未だに硬いままだった。周囲のアイスを掘り、月餅を確認したところ、通常の月餅の半分ほどの厚みだった。
なんとか月餅を切り分け、アイスと一緒に食べてみると、月餅の生地とあんこ、そして少し溶けかけたアイスが絡まって非常に美味だった。確かにこれは少し溶かして食べるのが正解のようだ。
月餅アイスのおススメは、液体気味になったアイスを月餅につけ、ソース感覚で一緒に口に入れる食べ方だ。店員さんの言うとおり、月餅がアイスに絡まり、一体感が増してより美味しい。入手できる店舗は限られているが、連日真夏日を記録している2017年の夏にはピッタリの品だろう。