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妊娠から子育てまで、ひとつの窓口「ネウボラ」でサポート

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2017.06.26 07:57
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[Jステーション-広島ホームテレビ]2017年6月14日放送の広島HOMEテレビ「Jステーション」で、福山市で始まった子育て支援の取り組みが紹介されました。

画像はイメージ
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広島県がすすめる妊娠、出産、子育ての新たな支援制度「ネウボラ」。フィンランド語で、アドバイスの場を意味する子育て支援制度です。いわばかかりつけの子育て総合相談窓口だということですが、県のモデル事業として福山市で本格スタートしました。

広島県ではモデル事業中

福山市に12ヶ所オープンした相談窓口。名称は「あなたのねうぼら」を略して「あのね」です。市内で子どもを育てる須崎さんと西尾さんは、ある不便さを感じていたといいます。

「インターネットとかで検索して、やっとここでいいのかなって感じで問い合わせてみたり」(須崎さん)
「これはこっちだけど、これはこっちって言われると同じことを2回3回言わないといけなくなって」(西尾さん)

福山市ではこれまで、相談の内容によって窓口が異なっていました。これからは、妊娠期から学童期まで「ネウボラ」で相談すれば、専門的なアドバイスや、関係機関への橋渡しを受けることができます。妊娠期から一環して同じ場所で、同じ相談員に相談できることになり、いわば「かかりつけの子育て総合相談窓口」で、19人の相談員全員が市の研修を受けた保育士や保健師などの有資格者です。

西尾さんはさっそく、「(離乳食が)10倍粥だけではいけないと思うんで、それをどう進めていっていいか、上の子のときのを忘れてしまって」と相談すると、相談員から「離乳食講習会というのご存じです? 試食をしながら同じぐらいの方と交流されたらいいと思います」とのアドバイスがありました。

同じく効果的なアドバイスを受けることができた須崎さん。「ひとりだと悩み込んでしまうが、人に相談してみて、なんかすっきりした感じ」といわれていました。

福山市では今後、母親の再就職支援にも取り組みたいとしています。枝広直幹市長は「子育て世代に寄り添った助言ができるのではないかと思う」といわれていました。

今後の展開について、県の湯崎英彦知事は、「改善を図りながら(県内全域に)じわっと展開できたらと思っている」といわれていました。県は福山市と尾道市、海田町のモデル事業を3年程度かけて検証し、2020年以降に県内全域に広げたいとしています。子育てにうれしいこの仕組み、ぜひとも県で広がってほしいですね。(ライター・石田こよみ)

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