大阪の珍名店「ウンコちゃんの家具屋さん」...波乱万丈の歩みを社長さんに聞いた
2017.03.20 11:00
笑いのエッセンスは必須
気になる「ウンコちゃん」という名前だが、これはアウトレットという名前が一般的になる以前、関西の家具業界で展示品やB級品の家具を指して使われた言葉に由来するのだという。また、創業者である大町さんの叔父は坂田利夫さんに師事していた漫才師ということもあり、お店に笑いのエッセンスを持ち込んだのだという。大町さん自身も非常に陽気な人柄で、様々なエピソードを交えて取材に応じてくれた。
ユニークで注目を引く名前で、14年目を迎える現在は地元民にも愛されるお店となっているが、創業当初はその名前から来る苦労もあったという。
「家具業界に新規参入するのは難しくて、ここ10年くらいの間に関西地方で創業したのはウンコちゃんくらいなんです。最初は取引先の企業からも信用されず、動物の「ウンコ」のついた家具が送られたりもしました」
また、東京の企業からは「ウコンちゃん」とぼかしたように名前を呼ばれることもあったという。
しかし、創業から2年目にはメディアに取り上げられ始め、更には口コミで客も徐々に増えたという。
人と向き合い、話をするのが好きだという大町さんは、客とのコミュニケーションを重視しているといい、中には毎週話をしに訪れる人も居るという。リピート率の高さも「ウンコちゃん」の特徴だという。