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沖縄では「中学生に小麦粉販売自粛」に他県民困惑 背景には卒業式の「奇習」が

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2017.03.11 11:00
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近年では減少傾向

ツイートしたのは、沖縄県でライター・ラジオパーソナリティとして活動している「モバイルプリンス」さんで、小麦粉投げとその抑制のための張り紙について言及している。

沖縄の本土復帰前にはすでにあったと言われ、ヤンキーを中心に受け継がれてきた風習だが、近年では学校側の努力もあり、実際に行われる数はかなり減っている。学校への小麦粉の持ち込みを禁止する校則を制定する学校もあるという。

筆者は沖縄県出身だが、卒業式で実行する人もなく、昔の先輩が経験したらしい、隣の中学で行われたらしい、というような噂でのみ存在を知っていた。更に、その代金は後輩から徴収することもあるため、胸を張って紹介できる文化ではない。

半ば都市伝説のようなものだと思っていたため、このツイートには「まだやるところがあったのか」と非常に驚いた。その昔は小麦粉に加えてマヨネーズやケチャップ、卵を投げることもあったという。油で揚げたらサーターアンダギーかから揚げが出来そうだ......。

この奇習に対し、県外の人からは、

と、困惑する様子が投稿された。

16年の沖縄タイムスでも、卒業式で使う予定だった小麦粉をフードバンクに寄贈した、という記事が掲載されたこともあり、その時も沖縄県民以外は首をかしげたことだろう。

ちなみに、沖縄にはこれ以外にも独特の風習が数多く存在する。

定食屋のみそ汁(単品)が丼に入った具沢山の汁物だったり、牛乳パックが946mlだったり、学生はそのサイズのパック飲料にストローを刺して飲んでいたり、台風のときはレンタルビデオ店に殺到したり、毎年スク水揚げが一面を飾ったりと様々だ。その中の1つが卒業式の小麦粉なのだ。南北に長い日本、風習は地方それぞれである。

あなたの地元では、卒業式に何を投げていましたか?

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