今も残る「営団地下鉄」時代の痕跡を探してみた
かつて「営団」を冠していた駅たち
続いてやってきたのは、東京都板橋区。有楽町線・副都心線の「地下鉄成増駅」「地下鉄赤塚駅」は1983年の開業から、東京メトロ発足までの21年間にわたり「営団成増駅」「営団赤塚駅」だった。この駅周辺をめぐれば、営団の痕跡はあるだろう......と思ったのだが、探せども探せども「営団」は見当たらない。
住宅街をグルグル歩くと、一軒だけ「セザール営団成増」なるマンションを見つけた。グーグル検索をかけても、「営団成増」の残る施設はここくらいのようだ。
地下鉄赤塚駅周辺も、同じくマンションの「コスモ営団赤塚」が存在するのみ。「いまでも右も左も、営団だらけなんじゃない?」との予想は大きく外れた。
ちなみに練馬区へ入ると、「営団赤塚駅」と書かれた地図を見かけた。それどころか、東武東上線の下赤塚駅すら「赤塚駅」になっている。こちらは営団赤塚駅と違い、1930年の開業から同じ名前なのに。隣の区だから関係ないというのか。
――というわけで、営団をめぐってきた今回の企画。編集部に戻ってから、営団赤塚の隣、平和台駅前に「モスバーガー営団平和台店」があると知って後悔した。このほか、まだまだ名残はあると思われる。そこでJタウンネットでは、いまも現役で残る「営団」の写真を募集したい。