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今も残る「営団地下鉄」時代の痕跡を探してみた

城戸 譲

城戸 譲

2016.11.09 06:00
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ブラタモリにも出てきたマンホール

インターネットを調べてみると、千代田区内に営団マンホールがあるとわかった。場所はJR中央線の小柳橋架道橋付近。橋のたもとに、アルファベットのSを「帝都高速度交通営団」の文字でかこんだものが埋め込まれていた。

マンホールの全景
マンホールの全景

実はこのマンホール、人気番組「ブラタモリ」(NHK)で、メトロ広報が紹介していた。放送では「もうすぐ無くなる可能性が高い」からと、タモリさん一行が「ご苦労様でした」と頭を下げてていたが、それから早5年、まだ現役で踏ん張っている。

近づいてみないとわからない
近づいてみないとわからない

隣町の御茶ノ水にも、営団の痕跡があった。順天堂大学の間を抜ける道路上に、Sマークと「ずい道内消防用 連結送水管送水口」とかかれたフタがあった。一言で「Sマーク」といえども、さきほどのマンホールより図案化されたもので、多くの人の印象に残っているのはこちらだと思う。ちなみに「S」はSubway(地下鉄)に加え、Safety(安全)、Security(正確)、Speed(迅速)、Service(サービス)を意味している。

見慣れたSマーク
見慣れたSマーク

かつて「営団」を冠していた駅たち
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