「きさらぎ駅」の写真がついに投稿される!→鉄道ファン「それ○○駅」
存在しない駅に迷い込み、語り手は行方をくらませる......という「きさらぎ駅」の話は、2004年初出の人気の怪談だ。似たような話はその後増え続けるが、何らかの拍子に誰もいない路線に迷い込み、終点は全く聞いたこともない駅で、何とか元の場所へ戻ろうとするが最終的には行方をくらませてしまう、もしくは無事に帰ってくる......という筋書きだ。
Twitterでもたびたび話題になり、実際に迷い込んだと主張する人も多い。2016年2月5日にもきさらぎ駅に降りた、というアカウントが話題になった。
@game_rg
— LTドライバー (@toikoh9114) 2016, 2月 5
なんか きさらぎ駅って所で降ろされたんですけど何処ですかここ... pic.twitter.com/FMbVavKtZX
@game_rg
— LTドライバー (@toikoh9114) 2016, 2月 5
改札誰もいないですけど
一応外出てみます。 pic.twitter.com/kip2L0D4tP
きさらぎ駅は兵庫県?
「きさらぎ駅」の改札画像つきツイートはツイッター上で拡散されたが、直後に兵庫県にあるJR西日本の「西相生駅」であることが発覚。
ツイッターでは、
...改札写真が西相生駅(ボソッ)
— ろんどら【走り屋クロ松】 (@Lonelydrivers) 2016, 2月 7
※兵庫県赤穂市の無人駅
きさらぎ駅でGoogle画像検索して、4番目に出てくる階段上から改札を撮った写真は西相生駅だね
— はるち†超小鳥クール (@ha_tyaa) 2016, 2月 8
リア友の最寄りだから間違いない >RT
きさらぎ駅特定しました。西相生駅と話は出てますが、画像は他にもあり、1枚目は静岡県にある比奈駅がモデルで2枚目は広島県にある備後落合駅と思われます。 pic.twitter.com/s9yxZ1FbSk
— 【セオリ隊/凍星】ふなしー (@ebide_taituruu) 2016, 2月 7
という指摘も見られた。
ネット上で有名な話なだけに、心配する人だけでなくツッコミを入れる人も多く現れたようだ。
Google Map上での所在地は茨城県
オリジナルの「きさらぎ駅」の舞台は静岡県だが、その隣駅とされる「やみ駅」と「かたす駅」など、実在しない駅についての怪談が他の地方でも複数ある。
実在しない「きさらぎ駅」、「やみ駅」、「かたす駅」だが、Google Map上では登録されているため、検索で見つけることが出来る。しかし、どれも駅があるような場所ではない。
いたずらの可能性が高いが、以前はどの駅の名前で検索しても、茨城県つくば市の筑波大学構内にある池が表示されていた。
2016年2月現在では、「きさらぎ駅」で検索しても何も表示されなくなっている。だが、「茨城県つくば市きさらぎ駅」で検索すると、筑波大学付近にピンが刺さる。その場所の名称は「かたす駅」で、「やみ駅」で検索しても同様の結果になる。
「かたす駅」と「やみ駅」は、古事記に登場する海の底にあるといわれる「根之堅州國」(ねのかたすくに)や死後の世界である「黄泉」(よみ)との関連が指摘されているなど、今なおホラー好きの心をつかんでいる。
実際にその場所にそれらの駅があるとしたら、それを探し出したGoogleは何者なのだろうか......