「山手線で一番ダサい駅」を返上すべく、鶯谷のいいところを探してみた
2016.01.26 06:00
ラブホ街を抜けると、子規ゆかりの地が!
まず向かったのは、南口。ロータリーにはタクシーが数台止まっていた。駅舎には「散策の街」のキャッチフレーズ。散策しても良い街なんだ。背中を押されたような気がした。
陸橋を下り、北口方面へ。山手線や東北本線を越えた東側エリアには、言わずと知れたラブホテル街がある。平日の14時すぎとあって、人通りはまばらだ。
北口まで400メートルほどの空間に密集する、数十件のラブホを横目に先を急いだ。
北口より先にも、ラブホテルは続く。5分ほど歩くと、突如として落ち着いた景色に変わった。
左手は正岡子規が終の棲家にした「子規庵」、右手は台東区立書道博物館。ホテル街からわずか20メートルほどに、こんな文化的エリアがあったのだ。
博物館の裏手には、昭和の爆笑王・初代林家三平の博物館「ねぎし三平堂」も。いかがわしさとは正反対の風景が、そこにはあった。