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暖冬が夏のスイーツにも影響? 春並み気温、こんなところも大変

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2016.01.10 11:00
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2015年から2016年にかけての冬は暖冬、それも観測史上トップクラスの暖かさになる可能性がある。

冬にも関わらず日中は薄着でも過ごせる気候の日があり、暖冬を実感している人も多いのではないだろうか。

例年並みの寒さである東北・北海道を除く地域は1月時点で4月並みの気温に達しているという。2015年の夏は観測史上最も暑い夏だったが、冬も記録に残るものになりそうだ。

そんな暖冬だが、影響を受けるのは当然ながら我々の服装だけではない。

日本各地で起こっている、暖冬に起因していると思われる現象をまとめてみた。

春の風物詩が見られることも

春並みの気温が続いているため、自然界では季節を先取りしたような風景も見られる。

梅の花は例年だと2月から4月にかけて咲くが、今年はそれより1カ月以上早く開花している。特に福井では例年より54日早い、観測史上最も早い開花となった。

栃木県の那須りんどう湖レイクビューでは、温暖な気候のためいちごの成りが例年より好調に。例年なら人数と摘む量を制限しながら開催する12月のいちご狩りを、すでに食べ放題で解禁した。

那須りんどう湖レイクビューではいちごの成りが好調
那須りんどう湖レイクビューではいちごの成りが好調

夏に現れる暖冬の害も

草木がひと足早く春を感じている一方で、経済的には大きなダメージがある。

まずはウィンタースポーツだ。福井新聞や下野新聞の報道によると、降雪量が少ないため、例年よりもオープンを遅らせるスキー場も多いという。高温のため、人工降雪機による作業にも限界があるようだ。

冬ものの野菜類は寒さの中で味が良くなるものもあるため、農作物への影響も懸念される。

意外なところだと、涼しげな夏のデザートに欠かせない寒天にも影響が出る可能性がある。長野の伝統的な寒天つくりには冬の寒さが必須なのだ。

また、同じく低温を必要とする日本酒の仕込みにも影響がある。気温が高いと日本酒の味に雑味が出てしまうことがあるという。

ひと口に暖冬といっても、その影響には善し悪しがある。また、暖かいからといって雪が降らないということでもなく、普段降らない地域に大雪が降る可能性もあるので要注意だ。

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