秋の交通安全運動のときって、なんで「梨」配ってるの?
2015.09.30 06:00
茨城県内では台風の影響で自粛も
一方、茨城県筑西市で同日に開催されたキャンペーンは「秋の交通安全運動 筑西 ナシ配って事故なし」。県立下館二高の生徒たちが警察署近くで梨を配った。
茨城県は梨の生産量が千葉に次いで全国2位で、筑西市関城地区は県内屈指の収穫地だ。ところが9月上旬に関東地方を襲った台風18号は、鬼怒川が流れる同地区にも大きな被害をもたらした。
関城で開催予定だった交通安全運動でも梨がプレゼントされるはずだったが、今年は自粛となってしまった。
「被災した梨畑」
水の勢いで、根こそぎひっくり返った梨畑。
かなりしっかりした根っこなのに...。
梨が泥に浸かってあちこちに。
収穫は、もう、絶望的。
(茨城県筑西市、鬼怒川河川敷) https://t.co/osD3TtISci
— かあたん (@karrtan) 2015, 9月 23
8・9月に日本列島を襲った台風は、他県の梨園にも大きな被害をもたらした。
梨をもらったドライバーは、安全運転に向けて気を引き締めるだけではなく、栽培者の苦労に思いをはせたいものだ。
これから配布予定なのは新潟市江南区。30日10時から、割野410番地付近の県道で、ドライバーに園児が梨を配布して、「事故なし」を呼びかける。