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温泉街のアイドル! 土湯温泉の「若旦那図鑑」が話題沸騰

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2015.06.18 11:00
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若旦那といえば、落語の世界では「放蕩息子」と相場が決まっているもの。だが、福島県福島市土湯温泉町にある5つの旅館の若旦那は、どうやらひと味もふた味も違うようだ。女将に代わる温泉街の新しい顔として、彼らをアイドルのように取り上げたフリーペーパー「若旦那図鑑」が、インターネットを中心に大きな話題を呼んでいるためだ。

山根屋旅館の渡邊 樹璃案さん(若旦那図鑑ウェブサイトより)
山根屋旅館の渡邊 樹璃案さん(若旦那図鑑ウェブサイトより)

スッキリでも特集

2015年6月17日放送のスッキリで「若旦那図鑑」が取り上げられると、ツイッターには様々なコメントが相次いだ。

同誌のテーマは、若旦那との「恋愛シミュレーション」だという。放送でも、「あなたにぴったりの若旦那は?適性診断チャート」や「若旦那との妄想デート」など、まさに「アイドル雑誌」のような記事が紹介され、これには女性コメンテーターの大沢あかねさんや犬山紙子さん、遼河はるひさんも大盛り上がりの様子だった。

また、放送を受けて土湯温泉観光協会への問い合わせも殺到したようで、公式ツイッターには以下のような投稿が。

震災をきっかけに、若旦那が立ち上がった

同誌発行のきっかけは、2011年3月11日の東日本大震災だったという。地震の影響で、土湯温泉にあった17軒の旅館のうち6軒が廃業に追い込まれた。加えて、風評被害などの影響により旅館を訪れる観光客も激減。そのような状況を受け、「ふくしまの温泉街の次世代を担う男たち」として、5つの旅館の若旦那が立ち上がったそうだ。福島学院大学短期大学部の情報ビジネス科でデザインを専攻するゼミの学生と連携し、「若旦那図鑑」の発行が決まったそうだ。

現在のところ第4号まで発行されている(若旦那図鑑ウェブサイトより)
現在のところ第4号まで発行されている(若旦那図鑑ウェブサイトより)

土湯温泉の5人からはじまったこの企画だが、新たに福島の県北地域の3つの温泉地(飯坂温泉、高湯温泉、岳温泉)が加わり、今では若旦那の参加数は18人にも達しているという。また、その活動はフリーペーパーの枠を超え、福島市内に期間限定(6月30日まで)で若旦那カフェをオープン。若旦那自らが接客やおもてなし、グッズ販売などを行うことで人気だ。

「若旦那図鑑」次号は、15年の夏ごろに発刊される予定だという。

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