「階下の住人から『うるさい!』と苦情。謝りに行ったら『えっ?』」(神奈川県・30代主婦)
2015.02.18 07:00
電話の主は一体誰?
翌日、ちょっとしたお菓子を持って子どもたちと一緒に、緊張しつつお詫びに行きました。ところが出てきたのは、以前お会いしたのとは明らかに別の、元気そうなおばさんです。少し驚きつつも、
「昨日はうちの子どもたちがうるさくしてしまって、申し訳ありませんでした......」
すると、もっと驚いた顔をしたのは向こうです。
「えっ!? なぁに、それ?!」
「えっ」
事情を話すと、ようやく流れが見えてきました。
実はこの部屋は、件の夫婦にとっては「別宅」。滅多におられないのはそのせいだとか。そしてこのおばさんは、不在の間、家の管理などを任されている親戚の方なのだそうです。
ところが昨日は、その息子さんがたまたまこちらの家に1人で来ていました。なんでも息子さんは浪人生で、受験も近いのですが家や予備校ではなかなか集中できず、逃げ出すように別宅へやってきたとか。
ところが、上の階からは子どもの声が。気の張りつめていた息子さんはカチンと来て、不動産会社に電話した――とまあ、そういう話だったのです。