岡山市の移住サイトで「Uターンしてよかった」と話しているおじさんがよく見たら市長本人だった
2014.11.30 11:00
ほとんどが首都圏からの移住。唯一のUターン者は...
どんなに快適な土地であっても移住には不安がつきまとうものだが、インタビューに応えた方々はハッピーな岡山ライフを満喫している様子。
「感謝でいっぱいの毎日です」
「海が近くて、山が近くて、川があって...周辺の環境がすごく好きです」
良いところだけでなく、不満点も率直に書かれている点はかえって好感が持てる。
「小学生以上は子どもの通院医療費が無料ではないことでしょうか。うちは母子家庭なので医療費がかかっても上限があるのですが、関東地方の自治体では子どもの医療費がかからないところが多いので、同じ感覚でいると急病の際の出費に驚くかも知れません」
唯一のUターン者・大森雅夫さんは現在60歳。家族は妻、娘、息子の4人、移住して1年。経歴を見ると、大学進学を機に上京し、中央省庁勤務を経て市長選出馬――むむむ? よく見ると、現岡山市長じゃないか! 「さん」付けで他の移住者に交じっているので、てっきりシニア世代の一般男性かと思ってしまう。
多少の身内びいきはあるかもしれないが、市長の挙げる「岡山の良いところ」を紹介しよう。
「地震が少なく、体感できる揺れがあっても、トラックが通ったのかと思う程度」
「台風の直撃もほとんどありませんし、冬場は雪に悩まされることもありません」
「魚が安いのは嬉しいですね」
「東京ほど希薄すぎず、地域コミュニティが機能していながらウェットになりすぎないというのも岡山らしいところでしょうか」