人気の陰で...ゆるキャラの「汚れ」問題が深刻化している
今やイベントには欠かせない「ゆるキャラ」。彼らの周りには、いつも大勢の子どもたちやファンが群がる。しかし、人気者は常に小ぎれいな状態とは限らない。彼らを悩ましている大問題が「汚れ」「臭い」だ。
人気者ふなっしーも1年前は汚れていた
写真は、2013年11月、船橋西武で開催されたイベントに登場した「ふなっしー」。全体的に汚れが目立っていたが、とくにひどかったのは「脚」。補修跡は痛々しいほどで、靴を履いた方がいいのでは......と思われるほどだ。その後「2号」の誕生などで酷使は改善したと思われるが......。

ゆるキャラの大敵「足元の悪さ」
ぐんまちゃんの優勝で幕を閉じた「ゆるキャラグランプリ2014」。決選会場は愛知県常滑市沖の「中部国際空港セントレア」だったが、ここで参加したゆるキャラたちに悲劇が襲った。
敷地はアスファルトで舗装されていたが、1・2日目と雨に見舞われこともありアスファルトが剥離してしまい、ゆるキャラや来場者の足(靴)の裏にタール状の汚れがべっとり付いてしまったのだ。
ダメージを受けたゆるキャラも少なくないと想像するが、愚痴を吐かず、ファンの状態を気遣う姿勢が胸を打つ。
【つぶやく☆ゆめはま】こんにちは!いよいよゆるキャラグランプリの最終決戦がセントレアで始まりました~☆ でもあいにくすぎる雨で本来のわたしの魅力がだせないよ~(泣)。でもでも専用の長靴はないのでビニール袋をはいてがんばりま~す!! pic.twitter.com/biBvzM6c2Y
— 三重県桑名市 (@kuwana_city) 2014, 11月 1
ゆるキャラグランプリ2014inあいちセントレア2日目。終わり間際の15:00頃から約1時間、大雨になっていまい、会いに来てくれたファンのみなさんにはごめんなさいだったころ。雨上がりの後は夕焼け空。明日は晴れるかな!? pic.twitter.com/BVwrbzz3LA
— TONTONのまち前橋「ころとん」【公式 (@coroton1010) 2014, 11月 2
1ボディ新調するのも安くない
汚れてしまったボディをキレイにするにはクリーニングに出すか、いっそのこと新調するしかない。11月23・24日に埼玉県羽生市で開催されるイベント「ゆるキャラさみっと in 羽生」が終われば、一息つけるゆるキャラも多いだろう。
宮崎市の「サンクリーン南九商事」や、千葉・流山の「大同クリーニング」などの業者がゆるキャラのクリーニングを受け付けている。
ただし費用も日数もかかるので、分身の術が使えないゆるキャラは、その期間お休みするしかない(参照:「ゆるキャラ」着ぐるみのクリーニング、いくらでやってくれる?)。そもそもクリーニング不可の場合もあるだろう。
複数体用意して交互にメンテナンスするのが、着ぐるみの寿命も延びるし、露出の機会も増える――というのは簡単だが、2~3体ともなればその額はあっという間に100万近くなる。小さな自治体や個人に簡単に出せる値段ではない。
注目の「クラウドファンディング」で、この問題を解決しようという動きも出ている。
滋賀県大津市の観光キャラクター「おおつ光(ひか)ルくん」は2014年11月10日から、着ぐるみを新調するための資金106万円を募るプロジェクトを開始した。
内情はかなり窮乏している様子だ。
就任してから5年以上経ちましたが、光ルくんの着ぐるみはこれまで一度も取り換えられたことがなく、 汚れや傷みが目立つようになってきました。
5年以上も取り替えなし......。平安の貴公子「光源氏」をモチーフにしているキャラとして、このままでは確かにちょっと格好がつかない。

金額に応じた「お礼」も用意し、クラウドファンディングのプラットフォームJustGivingで寄付を募っているが、11月11日13時30分現在の寄付金総額は10万円で、 3万円の大口寄付者が3人と、1万円が1人。106万円までの道のりはまだまだ始まったばかりだ。