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ノーベル賞で見えた「愛知県」の理系力

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2014.10.09 14:29
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名大は「旧帝大で最も自由闊達」

スウェーデン王立科学アカデミーは2014年10月7日、今年のノーベル物理学賞を赤崎勇・名城大終身教授(85)、天野浩・名古屋大教授(54)、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(60)に贈ると発表した。
3人は青色発光ダイオート(LED)の発明と実用化の功績が認められ、今回の受賞となった。

最年長の赤崎さんは鹿児島県の生まれで、京都大学理学部化学科卒業。社会人経験を経て名古屋大学(名大)で研究生活に入る。名大教授時代の1986年、同大学院生だった天野浩さんと共に青い光を出すのに必要な高品質の「窒化ガリウム」の結晶化に成功した。
徳島県出身の中村さんは1993年、困難とされた青色に発光するダイオートの実用化に成功。様々な分野でLEDを使った製品の開発が可能となった。

名古屋大学のロゴマーク(masterq さん撮影、Flickrより)
名古屋大学

21世紀に入ってノーベル物理学賞を受賞した日本人7人のうち(受賞時米国籍だった者も含む)、4人が名大で博士号を取得している。

世界的な名大教授はほかにもいる。小澤正直情報文化学部教授(64)は、量子力学の基本原理である不確定性原理で、新たな不等式を提唱して物理学会にセンセーションを巻き起こした。出身大学は東京工業大学。

同大が設立されたのは太平洋戦争直前の1939年。国内の旧帝国大学の中では最も遅かったが、「旧帝大で最も自由闊達な雰囲気」といわれる。他大学卒業者が名大の研究室で結果を残しているのを見る限り、あながち外れていないのだろう。

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