心奪われる...1度は行きたい、長崎の教会群とキリスト教遺産
2014.09.22 15:59
西洋建築と日本建築が融合した教会に目を奪われる
長崎駅前から南に約2.4キロのところにある「大浦天主堂」(長崎市)は1864年に建設された日本最古の教会。西洋建築の国宝としては国内唯一だ。
フランス人のド・ロ神父が設計・施工した「出津教会堂」(長崎市)は1882年に建設された。レンガの壁はモルタルで覆れている。海からの強風を考慮した結果、四角の鐘塔以外は低平な外観となっている。
出津教会と同じくド・ロ神父の指導の下建設された「大野教会堂」(長崎市)は、外壁が玄武石で、屋根は和瓦ぶきになっている。1893年建設で国の重要文化財に指定されている。
佐世保港から小型のフェリーで50分ほど離れた場所にある黒島。信号もない島にしてはびっくりほど立派な「黒島天主堂」(佐世保市)は1902年の建設。40万個のレンガはじめ、有田焼タイルや黒島の御影石などが用いられている。
「田平天主堂」(平戸市)もまた荘厳なロマネスク様式の教会。鐘塔の屋根は八角形のドーム。内部のステンドグラスも高い評価を受けている。
平戸島北西岸の沖合2キロに浮かぶ「中江之島」は、長さ400メートル・幅50メートルの無人島。多くのキリシタンが処刑された場所であり、聖地として信仰の対象となっている。