国交省が防災拠点として整備中
東日本大震災の被災地域では、流通網が寸断され大手スーパーやコンビニが長期間にわたって休業を余儀なくされた。その中で一夜早く開店にこぎつけたのが道の駅だった。
近所の農家が農作物を供出したり、近隣の道の駅が物資を融通し合ったり、スタッフが独自に物資調達のため駆け回ったりしたエピソードは今も語り継がれている。
ところで、日本の卸業界は大規模・集約化が進んでいる。平時はそれで問題ないのだろうが、遠距離輸送ができなくなったとき、強いのは道の駅かもしれない。
貴重な教訓を得た国交省は現在、道の駅を防災拠点としても機能するよう整備を進めている。