「三ツ星出身シェフ招聘」で再生成功! 道の駅「成功」のアイデアとは
年間売上は16億、地産地消率99.9%
道の駅とは本来、ドライバーのための「休憩機能」、道路情報や観光情報を提供する「情報発信機能」、文化共用施設や観光レクリエーション施設などを備えた「地域連携機能」の3つを備えた施設とされている。
ほとんどは地元の農・海産物や加工品の販売所とレストランを併設していて、道の駅=農産物直売所+土産物売り場+食事処というイメージを持っている人も多いだろう。
福岡県宗像市にある「むなかた」は、2つの政令指定都市である北九州市と福岡市のほぼ中間に位置する。
普通のスーパーのようにサプライチェーンから仕入れるのではなく、地元の農家から農産物が直送される。周辺地域の農家は高齢で少量しか生産できないため、農協やサプライチェーンに出荷することが難しいが、「むなかた」なら農家が自分で作ったものをダイレクトに運んで販売することができる。また市内には4つの漁港があり、水産物の売上げは全体の約3分の1となっている。
豊富な地域資源と大消費地が近いという恵まれた立地を活かし、年間約16億円を売り上げているが、その99.9%が地元産品と「地産地消」が徹底されている。