「何のスキルもなく、立っているだけだったくまモンが...」
2014.02.14 18:32
「官僚答弁」に苦笑も
くまモンは、成尾課長に耳打ちして代弁してもらう形で会場からの質問に答えた。特派員協会で会見するということは、海外へのPRも目的のはずで、
「海外ではどこに行きたいか。どこにメッセージを発信したいか」
という質問も出た。ところが、意外にもくまモンが口にしたのは
「公務員という立場上、特定の国を公の場でお話しするのは差し控えたい」
官僚答弁で、記者は苦笑ももれていた。
ただ、成尾課長によると、くまモンの海外展開には2つの方向性があるという。ひとつが農産物などの県産品PRを目的に台湾、香港、中国といった東アジアで「営業部長」として県産品を売り込み。もうひとつが、くまモン自体のブランド価値を高めることを目的に行う欧米でのPR活動だ。後者は、いわゆる「クールジャパン」の一環としての意味合いも込められている。