日本の「サッカー王国」って結局どこなの？

これからは「サッカー王国・北陸」？

2014年1月13日の全国高校選手権決勝は、優勝した富山県の富山第一、準優勝が石川県の星稜と、史上初の「北陸対決」となった。富山県、石川県代表の決勝進出はともに初だが、最近では星稜からACミラン・本田圭佑選手というビッグネームも出ている。

「北陸は もう サッカー王国 なのです＼(^o^)／」
「サッカー王国静岡？国見？帝京？・・・・・・・ふっｗｗｗ もうその時代は古い古いｗｗｗ サッカー王国・北陸の時代やねｗｗｗｗｗ」

と地元在住者のツイッターは鼻息が荒い。

一方、ほかにも「王国」を名乗る地域は少なくない。たとえば千葉県だ。今大会ではベスト8に終わったものの、毎年のように上位に食い込んでいる。

明治以来100年のサッカー伝統を誇る埼玉県も、古くからの「王国」として知られる。NHKさいたま放送局ではFM番組として、その名も「週刊☆サッカー王国」を放送しているほどだ。

このほか、広島県や長崎県なども「王国」と称される。滋賀県や鹿児島県なども「王国」候補だ。最近では、J1～J3に6クラブを擁する神奈川県が、次世代の「王国」に名乗りを上げている。まさに日本全国「王国」だらけだ。

スポーツ雑誌「number」が2013年行ったウェブアンケートによればそれでも、「サッカー王国といえば？」という質問には、43.8％の人が「元祖」である静岡県を挙げた。もっとも今回の高校サッカーでは藤枝東が初戦敗退、ジュビロ磐田もJ2陥落と、いいニュースが少ない。地元では自治体やクラブ、教育現場が協力を深めるなど、「再興」に懸命だ。