全国有数のレコードチェーン店「新星堂」。かつてその本社は東京・荻窪にあった。駅から数分歩いたところにある本社兼店舗に加え、駅ビルにも書店やレコード店が入居。荻窪はちょっとした「新星堂タウン」だった。
しかし、茨城の同業他社「ワンダーコーポレーション」傘下に入った2012年前後から、風向きが変わる。本社はつくば市へ移転し、各店舗も続々閉店。ついに荻窪駅周辺には1店舗もなくなった。
そんな新星堂がまもなく、親会社に吸収合併され、法人格を失うという。荻窪に生まれ育ったJタウンネット記者は、いてもたってもいられなくなり、聖地巡礼ならぬ「星地巡礼」の旅に出た。