「新星堂が消えた街」かつての本拠地・荻窪で、その面影を探してみた
「書店」と「スポーツ」は...
もうひとつの駅ビル「タウンセブン」には、スポーツ用品の「新星堂スポーツ」と、書籍の「新星堂書店」が入居していた。スポーツ店はファッションブランド「ORIHICA(オリヒカ)」に、書店はほぼ居ぬきで「啓文堂書店」が入っている。
荻窪で本を買うとなると、この新星堂書店か、新星堂ルミネ店跡地の横にある「八重洲ブックセンター」、そしてロータリー北側の「ブックセンター荻窪」が定番だった。しかし新星堂が消え、今年に入り「ブックセンター」も閉店した。子供のころから通い慣れた店がなくなるのは、やはりつらいものだ。
荻窪から姿を消した新星堂だが、隣駅の阿佐ヶ谷にはまだ残っている。高架下に広がる「ダイヤ街」へ向かうと、クリスマス風に彩られた店舗が目に入った。輪っかを4つ繋げたようなロゴマークを見て、「やっぱ、これだよなあ」と、妙な安心感を覚える。
なお16年2月の合併後も、継続して「新星堂」の屋号は使われる方針。既存店舗も合併をきっかけとする閉鎖予定はないという。