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かんぴょうで下野の魅力を発信!「道の駅しもつけ」

at home VOX

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2017.05.16 06:00
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全国の道の駅を巡る連載、今回は栃木県下野(しもつけ)市にやってきました!

栃木県の南部に位置する下野市は農業が盛んで、首都圏の台所を支えています。

一番の名産品は「かんぴょう」で、全国生産量の97%を栃木県が占める中、その47%が下野市で作られています。

下野市では、かんぴょうのほか、特産品・名産品、文化財や伝統技術などを「下野ブランド」として認定をしています。その発信基地の役割を果たしているのが、今回訪れた「道の駅しもつけ」なのです。

2017年3月で6周年を迎えた道の駅しもつけ。宇都宮上三川ICから16分ほどの場所にあります。
2017年3月で6周年を迎えた道の駅しもつけ。宇都宮上三川ICから16分ほどの場所にあります。

美しいアーチ型の屋根を持つメインの建物内は、下野で生産される野菜や加工食品、酒、お土産品などがずらりと並んだ物産売り場になっていました。

農業が盛んとあって、産直野菜のコーナーは品ぞろえも豊富で、見るからに新鮮な野菜が並んでいます。
農業が盛んとあって、産直野菜のコーナーは品ぞろえも豊富で、見るからに新鮮な野菜が並んでいます。
「ミョウガダケ」など地元ならではの珍しい野菜も並びます。
「ミョウガダケ」など地元ならではの珍しい野菜も並びます。

道の駅と下野ブランドに関して、株式会社道の駅しもつけ取締役兼支配人の後藤勲さんに話を聞きました。

後藤さん「道の駅しもつけは平成23年3月26日にオープンしました。3月11日に起きた震災のすぐあとということで、当時は不安もありましたが、今では年間260万人が訪れる、県内でも有数の道の駅になりました」

道の駅には336台も車をとめられる広い駐車場があるのですが、平日でも満車になることも多いそうで人気のほどがうかがえます。

後藤さん「多くの人が訪れるという特長を生かし、下野市が推進する『下野ブランド』を発信する基地的な役割を果たしています。現在道の駅では、13種類の認定品を取り扱っています」

下野ブランド認定商品の下野産の麦を、100%使用した麦焼酎「下野」。
下野ブランド認定商品の下野産の麦を、100%使用した麦焼酎「下野」。

後藤さん「下野ブランド認定品の中でも、オススメはやはり『かんぴょう』です。かんぴょうは、地元では“ふくべ”とよばれる『ユウガオ』という植物の実をひも状に向いて干したものです。当駅ではかんぴょう製品のコーナーを設け、施設内にある加工室でさまざまな商品に加工して販売しています」

スイカほどの大きさになるユウガオの実から、かんぴょうは作られます。
スイカほどの大きさになるユウガオの実から、かんぴょうは作られます。

一般的に知られる乾物のかんぴょうだけでなく、パウダーや漬物、ラーメンなどの商品が並ぶかんぴょうコーナーは一見の価値ありです!

下野ブランド認定商品のひとつ「かんぴょう入り 五色餃子」。
下野ブランド認定商品のひとつ「かんぴょう入り 五色餃子」。
1日数量限定の人気商品「かんぴょうバーガー」と「しもつけまんぞくバーガー」は道の駅オリジナル商品。
1日数量限定の人気商品「かんぴょうバーガー」と「しもつけまんぞくバーガー」は道の駅オリジナル商品。

後藤さん「さらに、“ふくべ”をモデルにしたオリジナルキャラクターの『カンピくん』をデザインし、オリジナル商品やコラボレーション商品を販売しています」

道の駅内の通路には大きなカンピくん人形が。
道の駅内の通路には大きなカンピくん人形が。
道の駅しもつけ限定の「カンピくんのかんぴょうカレー」。
道の駅しもつけ限定の「カンピくんのかんぴょうカレー」。

また、こちらの道の駅にはここでしか味わえないグルメがあるんです。それが、地元の新鮮食材を使った和食を中心としたメニューが人気のレストラン「本気家源天」で食べられる、看板グルメの「しもつけ丼」です。

本気家源天の店内はガラス張り。のどかな田園風景を見ながら食事することができます。
本気家源天の店内はガラス張り。のどかな田園風景を見ながら食事することができます。
「しもつけ丼(塩だれ味)」890円(税別)。
「しもつけ丼(塩だれ味)」890円(税別)。

県内各地のグルメが集い、投票でグランプリが決まる「とちぎ元気グルメ選手権」で初代グランプリを受賞し、下野ブランド認定も受けているというしもつけ丼。

お客さまからの要望を参考に、新たな味の開発をし続けた結果、味のバリエーションは6種類になっています。今回は販売当初からの一番人気の塩だれ味を選びました。

しもつけ丼に使われる食材は米も肉も野菜も100%地元産。メインの鶏肉は安心安全な飼料だけを与え、1.2〜1.3倍の飼育期間を経て出荷される、こだわりの地元産の「しもつけ鶏」を使用しています。

早速鶏肉を食べてみると、プリッとしっかりした食感のあとに濃い肉の旨味を感じ、かめばかむほど口の中に広がっていきます。全体にかかった、にんにくの効いた塩だれとの相性も抜群です。

最初は鶏肉だけ、次はネギと一緒になどと、味の変化を楽しみながら食べられます。
最初は鶏肉だけ、次はネギと一緒になどと、味の変化を楽しみながら食べられます。

こんもりと盛られたネギや、ご飯の上に敷き詰められているレタスが、シャキシャキとした食感のアクセントになり、さっぱりと食べることができます。お店の方にお話を聞くと「県外から来られた方のほとんどはしもつけ丼を頼みますね」とのこと。それだけで、このメニューの人気ぶりがわかります。

「本気家源天」ではしもつけ丼のほかに、新鮮な地元野菜とチョコファウンテンが食べ放題の「プレミアムバー(セット450円/単品680円)」も評判です。ぜひ一緒に楽しみたいですね。

また、下野ブランド以外でも、地元食材をふんだんに使った手作りのお弁当・お惣菜が人気だそうですね。

後藤さん「お客さまのご意見やご要望を反映していく中で、オープン当初は40種類ほどだった商品が、現在は180種類にまで増えました。近くにお住まいで毎日買いに来る方もいますよ」

和、洋、中とお惣菜のバリエーションはかなり豊富。旬の食材を生かしたメニュー作りを心がけているとのこと。
和、洋、中とお惣菜のバリエーションはかなり豊富。旬の食材を生かしたメニュー作りを心がけているとのこと。

180種類もあれば、毎日来てもいつも違う商品が食べられますね!!

最後に今後の道の駅しもつけについて、後藤さんにお話を聞きました。

後藤さん「当道の駅では、年に5回ほど“食”にまつわるイベントを開催しています。今年3月にも6周年を記念した『大創業祭』を開催しました。今年もいくつか計画していますので、楽しみにしてください。また毎年、1月と7月に『かんぴょう祭り』を開催しており、今年の7月も行います。ぜひお越しください」

過去にかんぴょう祭りで行われた「干瓢幸運巻早食い競争」。
過去にかんぴょう祭りで行われた「干瓢幸運巻早食い競争」。

下野市を象徴する「下野ブランド」の情報発信基地としての役割を持ち、かんぴょうを中心に土地の魅力をたっぷり楽しめる道の駅しもつけ。イベントに併せてぜひ訪れたいですね。

施設情報

●道の駅しもつけ

住所:栃木県下野市薬師寺3720-1

営業時間:物産館 9:00~18:00/本気家源天 11:00〜19:00、定休毎月第1・3水曜日、年始(1月1~3日)

http://www.kanpi-shimotsuke.co.jp/

※記事中の情報・価格は取材当時のものです。

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