フランスの街角に落書きされたISの旗。どのような思いで描いたのだろう(thierry ehrmannさん撮影、Flickrより)
トルコ当局に2016年3月、1人の日本人青年が拘束された。23歳の彼は(どこまで本気だったかはわからないが)、イスラム国(IS)への参加を希望し、関係者との接触を図ったものの、結局、国外退去処分となった――そんな一連の騒動は、記憶に新しい。
以前のコラムで、年の差を越えて、「自分で学び、考え、判断する若者たち」への共感をつづった82歳のぶらいおんさん。そんな若者たちとは正反対ともいえるこの青年を、どう捉えたのだろうか。