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「小学校の制服」はマイノリティ?【都道府県別投票】

Jタウン研究所

Jタウン研究所

2018.04.14 14:00
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入学シーズン、家人と都内のデパートに買い物に出かけていた記者は、子供服コーナーに色とりどりのスーツ(厳密にはフォーマルな感じのジャケットと半ズボン、なのかもしれないが)が並んでいるのを眺めていた。

ちょっとスリムなダブルのジャケットや、イタリアンな雰囲気のネイビーのスーツなど、大人と同じトレンドをしっかり押さえてあり、なんちゃってフォーマルウェアという雰囲気ではない。

「最近の子供服はお洒落だよね。なかなか着ることもないだろうに、スーツなんかあるんだ」

と記者(広島出身)が感心していると、家人(東京出身)から「入学式で着るから、ちょうど今売ってるんじゃないの」と突っ込みが入った。

幼稚園以来、フォーマルな格好とは制服だった記者(画像はイメージ)
幼稚園以来、フォーマルな格好とは制服だった記者(画像はイメージ)


「え、じゃあ入学式には制服着ないで、わざわざスーツを買うの?」
「小学校で制服なんてほとんどないよ」
「いやいや、私服の方が珍しいでしょう」
「そんなの私学だけだよ。どんないい小学校行ってたの」

もちろん、記者が通っていたのは、広島市内にあるしがない市立の小学校だ。男子は半ズボン、女子は肩ひも付きスカートにブレザー(と言えるほどしっかりしたものではなかったが)、シャツはYシャツではなく長袖のポロシャツだった。ブレザーのボタンには校章があしらわれており、袖ボタンはなかったはずだ。もちろん、アルマーニなんかではない。

夏はブレザーを着ずに半袖ポロシャツを着ていて、冬はブレザーの下に紺色や灰色、黒のニットウェアを着ることが認められていた。コートなどのアウターはダメだった気がするが、申請すれば指定外の長ズボンを履くこともできた――はずだが、記憶が定かではない。

ソックスは白のハイソックスで、通学時に履くのは白のスニーカー。これは確か、色が指定されていた。

中四国地方の小学校の制服率は高く、それ以外の地域は低いらしい、というおぼろげな知識は持っていた。制服メーカーの大手、カンコー学生服が2013年に行った調査でもそんな結果が出ているようだ。

言われてみると、上京してから制服の小学生というのはあまり見かけたことがない。ご近所の子どももみんな私服にランドセルだ。急に自分がとてつもないマイノリティなような気がしてきた。

まさか今更地域差を痛感することになるとは思わなかったが、読者の皆さんはどうだっただろうか。体操服だった、という変化球もありそうなのだが、今回は制服と見なそう。また、大学付属の国立という例も考えられるが、こちらは公立にカウントしてみたい。

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