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【コンビニ中食PB品の値上げ実態】 「おにぎり」の平均単価は3年前の141円から164円に上昇。

2023.07.04 10:00

~原料高などによるコンビニプライベートブランドの店頭売価への影響実態について~

2023年7月4日
ジーアイ・マーケティング・パートナーズ株式会社

報道関係各位
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【コンビニ中食PB品の値上げ実態】  
「おにぎり」の平均単価は3年前の141円から164円に上昇。
「中華麺」「弁当・丼」は500円の大台を突破。
またリニューアル発売商品の44%が価格アップ、30%が減量対応。
~原料高などによるコンビニプライベートブランドの店頭売価への影響実態について~

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コンビニ中食新商品データベース「SEEDs(シーズ)」を運営するジーアイ・マーケティング・パートナーズ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:川岸 敬明、監物 淳)は、自社運営のデータベースを活用し都内のコンビニエンスストアで発売された中食商品の店頭売価等を分析しました。その結果、おにぎり(単品)については1月~6月の発売商品を2020年度(218品)と2023年度(210品)で比較したところ平均価格で23.3円の単価上昇が見られました。また2022年7月から2023年6月の間に複数回発売されたリニューアル品(656品)を分析したところ、44.1%の商品に販売価格アップ、30.0%に減量の対応が見られました。

【調査の背景】
原油高、原材料高、円安等を背景にした各分野での値上げは今後もしばらく続くことが予想されており、その様子はメディアにも多く取り上げられています。食品の値上げに関する情報は主に大手食品メーカーが製造するナショナルブランド(NB品)では企業発表等で目にすることも多いなか、小売各チェーンのプライベートブランド(PB品)の情報はあまり目にしません。
今回は身近なコンビニエンスストアで人気のお弁当やサンドイッチ、調理麺やお惣菜などの販売価格や内容量がどのように変化しているのか調査分析しました。

 

【分析結果①】 2020年との比較による販売価格上昇の実態
●都内のコンビニエンスストアにて2020年度、2023年度のそれぞれ1月から6月に発売された新商品に関する価格の変化 ※記載の平均価格は全て税別価格です。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307036823-O5-VwnV09BA

■中華麺は74.5円、おにぎり(単品)は23.3円の平均価格上昇
2023年1月~6月に発売された新商品と2020年同時期発売の商品の平均価格を比較すると「中華麺(温/冷)」74.5円(116.7%)と「おにぎり(単品)」23.3円(116.5%)が目立ちます。一方で「パスタ」35.9円(108.4%)は比較的価格上昇が抑えられている様子が窺えます。

 

【分析結果②】 売価アップ?減量? ”値上げ“の方法について
●都内のコンビニエンスストアにて2022年7月~2023年6月までの1年間に複数回発売された同一名称のリニューアル商品(656品)に関する価格と内容量の変化  ※内容量は当社実測値による
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307036823-O6-61u99Y2n

■リニューアル発売された商品の45%が売価アップ。48.8%は売価維持。30%が減量。
リニューアル発売された商品の44.1%に売価アップがみられました。また48.8%には売価の変化はみられませんでした。
一方で30%の商品には明らかな内容量の減量がみられました。

■価格と内容量を組み合わせて調整している商品もみられる。
内容量は大きく変えずに売価アップしたものが23.6%。売価アップに増量や減量を伴うものが20.4%(9.0%+11.4%)ありました。また売価ダウンもしくは売価の変化はないものの、減量しているものは18.6%(3.7%+14.9%)ありました。
一方で価格も変わらず、内容量も目立った変化が見られないものは24.4%ありました。

 

【調査分析の詳細】
■分析データの母体
コンビニ中食新商品データベース「SEEDs」に登録されている都内CVSで発売された新商品より抽出。
いずれも「SEEDs」に登録されているカテゴリー分類をベースとした集計分析結果となります。

■分析結果①について
・内容量(g)の変化については2020年対比で[おにぎり(単品):100.5%][弁当・丼:100.4%][食パンサンド:97.8%][中華麺(温/冷):102.3%][パスタ類(温/冷):95.3%]と概ね同等となっています。

■分析結果②について
・2022年7月~2023年6月に同一名称で複数回発売された商品を抽出。全656品。
・価格の変化:当該期間中に複数回発売されている商品に対し、期間中の初回発売品と直近発売品の価格を比較し「売価アップ」「売価ダウン」「変化なし」を確認しています。
・容量の変化:当該期間中に複数回発売されている商品に対し、期間中の初回発売品と直近発売品の容量を比較し5%以上の差があったものをそれぞれ「増量」「減量」とし、5%未満の差に留まったものを「変化なし」としてします。

 

コンビニ中食新商品データベース「SEEDs」(シーズ)について

都内の大手CVS店舗で発売されるお弁当や惣菜、調理麺、調理パン、チルドデザートなどの中食商品を毎週調査し、会員企業専用Webサイト上で検索可能なデータベースとして提供するサービスです。

パッケージや盛り付け、断面などの撮影からサイズ(大きさや重量)、栄養成分表示などの情報はもちろん、ひとつの商品を構成する具材・食材等も分解して可能な限り計量しており、さまざまな項目で検索できるのが特長です。

2000年1月にサービスを開始し現在の登録商品数は1万7千品を超えました。主に食品・調味料・添加物・包材などの各種原材料メーカーをはじめ、中食ベンダー、小売企業などで活用頂いております。

[登録カテゴリー]
「米飯」「惣菜」「調理麺」「パン(チルド)」「パン(常温)」「デザート・スイーツ」の6カテゴリー
■毎週発売される100品前後の新商品を発売週に登録し会員企業に公開しています。
■詳しくはWEBサイトをご覧ください。 https://seeds20.com/

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307036823-O7-g3SPGVas

 

ジーアイ・マーケティング・パートナーズ株式会社について

【会社概要】
 社名:ジーアイ・マーケティング・パートナーズ株式会社
本社所在地:東京都新宿区上落合3-8-2-1F
代表取締役:川岸 敬明 ・ 監物 淳
設立: 2007年3月
事業内容: マーケティングリサーチやSPツール、広報誌等の企画制作
■CVS中食新商品データベース:https://seeds20.com/
■広報誌制作:https://www.gi-mp.com/pr-tokyo
■パンフレット制作:https://www.gi-mp.com/pamphlet
■店頭什器制作:https://paper-display-tokyo.com
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307036823-O8-rX2Ot0ID

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