巨大なお尻が突き出す壁が、兵庫・三田に実在した これは何?何故こうなった?管理者に直撃してみた
ある建物の壁から〝巨大な尻〟が飛び出していた──
X上で報告されたそんな目撃情報が、ユーザーたちを困惑させている。
言葉だけでは意味が分からないと思うので、ひとまず現場の写真をご覧いただこう。
......たしかに、でっかい尻が飛び出している。何かしらの、昆虫の......。
なんだかゲームのバグみたいな光景だが、紛れもなく現実世界の光景だという。
この〝尻〟は一体なんなの? どうして飛び出してるの? ここは、どこなの?
Jタウンネット記者は2026年4月10日、注目の〝尻〟がある施設に話を聞いた。
25年前からある〝尻〟
壁から巨大な昆虫の尻が飛び出している施設。それは、三田市有馬富士自然学習センター「キッピー山のラボ」(兵庫県三田市)だ。
取材に応じた「キッピー山のラボ」コミュニケーターの吉田さんによると、尻は展示品の1つ。同施設がある里山の代表的な昆虫であるミヤマクワガタをモデルに、実物の70倍の大きさで作られた「ジャンボクワガタ」だという。
その名も、「つよしくん」。
壁の向こう側には、ちゃんと尻以外の部分が、ある。
「つよしくん」は、キッピー山のラボ開館当時から展示されているという。
「施設の入り口に何かシンボリックなものをということで、最初は大きなモニターに自然の映像を流すという案もあったようです。
しかし、『キッピー山のラボ』は触って遊べるというのが当初からのコンセプトとしてあったので、乗って遊べるおっきなクワガタになったそうです」(吉田さん)
2026年で25周年を迎える彼は、記念撮影スポットとしても活躍しているそうだ。
では、そのお尻が外に飛び出している理由とは?
さすが関西、基準は「おもしろ」
吉田さんに尋ねると、こう教えてくれた。
「すっきりした外観の施設なので、『はみ出てた方がおもろいんちゃう?』という意見がでて、それが採用されたということです」(吉田さん)
「おもろいんちゃう?」といういかにも〝関西っぽい〟理由でお尻を外気にさらしている「つよしくん」は来館する子供たちにも大人気。
「初めて見る子は『カブトムシ!』と言ったり『ゴキブリ!』と言ったり色々です。館内では背中に乗って遊んだり、アゴにぶら下がったり楽しそうにしています。たまに怖くて泣いてしまう子もいます」(吉田さん)
このほか、最近では「昔遊んだ! 懐かしい!」と言う大学生が来たり、かつて「つよしくん」と遊んだ子供が親となって自分の子供を連れてきた、というケースもあったとか。
それだけ長い間、「つよしくん」は皆に愛されてきたというわけだ。
「つよしくん」のお尻はあるユーザーがX上に投稿したことで大きな注目を集め、こんな声が寄せられている。
「虫取りゲームで虫の位置がバグってるようにしか見えないのですが...」
「めり込んでて草。デバック調整はよ」
「通りかかった人、絶対一回は足止まると思います」
こうした反響について、吉田さんは
「今年、『キッピー山のラボ』は25周年を迎える節目の年です。昨年度は施設の改修工事があり、つよしくんも怪我をしていたのですが、完治したところでした。いいタイミングで注目してもらってとても嬉しいです。毎週末には色々なイベントもしているので、つよしくんに会いに遊びにきてもらえたら嬉しいです」
とコメントしている。