「眠る赤ちゃんと、電車に興奮の3歳児。2人の子を連れて電車に乗った私に、若い女性が話しかけてきて...」(福島県・30代女性)
福島県在住の30代女性・Tさんは第三子の妊娠中におたよりをくれた。
彼女が思い出すのは、2人目の子供がまだ乳児だったころ。
幼い2人の子供を連れて、初めて電車に乗った日のことで......。
<Tさんからのおたより>
初めて子連れで電車を利用した時の思い出を、お話させてください。
その日私は、夫の転勤地から幼い子供2人を連れて、普段乗らない電車に乗り自宅に帰ろうとしていました。
慣れない駅と慣れない電車、そして乳飲子と3歳になる娘と初めての電車という事で緊張していたことを覚えています。
見知らぬ女性が話しかけてきて...
夕方過ぎに夫と別れ、電車に乗車。下の子は疲れて私の腕の中で寝ていました。
上の子は初めての電車で緊張と興奮の入り混じったような感情だったと思います。
そんな時、私たちに、一人の女性が話しかけてきました。
彼女は大学で保育を学んでいるそうで「何か困ったことがあれば何でも言ってください。お子さん連れでの電車大変ですね」と気遣ってくれて......。
緊張していた私はありがたく思い、その後もそばに居てくれる女性に感謝しました。
そしてそれからすぐ、急に私のお腹が悲鳴をあげたのです。
電車のトイレに入ったら...
私はもともと、緊張するとすぐにお腹を壊すたちで、案の定お腹を壊したのでした。
これはもたないと思った私は、その女性に子供達を見ててもらいトイレに行かせて貰いました。
電車の中のトイレは、狭く、和式でした。
このトイレに子供達を連れて入れただろうか。
寝ている乳飲子を抱き抱えながら用を足せただろうか。
......彼女が居なかったら、絶対に漏らしていたと思います。
本当にお恥ずかしい限りですが、とても助かりました。
女神のようなあなたへ、ありがとう
その後も、乗り換えをしないと目的地に行けないことが判明して乗り換えの案内までしてもらい、無事に地元に帰る事ができました。
あの時は本当にありがとうございました。
私にはあなたが女神の様に見えました。
あれから子供達も大きくなり、今度3人目が産まれます。
連絡先も何も聞かずにさよならをしたので、口頭でのお礼しかできませんでしたが、改めて、本当にありがとうございました。
あなたの益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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