「つわりで体調が悪い中、満員電車で通勤していた私。駅のベンチで休んでいたら、隣にいた女性客が...」(東京都・30代女性)
駅のホームで休んでいると...
長時間立っていると脳貧血のような状態になり、車内でしゃがみ込んでしまうことも多々ありました。
その日も最寄り駅には着いたものの、立っていることができず、駅のホームのベンチで座り、体調が回復するのを待つことに。
隣のベンチにも女性がいて、私と同様に体調が悪そうな様子で、ベンチの椅子に突っ伏すようにしていました。
「自分の体調が回復したら、駅員さんにこの女性のことを助けてもらおう」などと考えていましたが、そうこうしているうちに彼女の体調は回復したのか、立ち上がりホームから立ち去っていきました。私は彼女が回復したことに安心しました。
それから2~3分ほど経過した頃でしょうか。その女性が再び戻ってきて、私に何かを手渡すのです。
見ると、自販機で買ってきたばかりであろう冷たいペットボトルのお水。「これよかったら」と言って、差し出してくれました。