【中津川栗きんとん祭り】新宿高島屋で開催中 見た目はソックリなのに...食べ比べたら〝違い〟に驚き
2025年11月12~18日の期間、新宿高島屋の地下1階「推し100」会場で【中津川栗きんとん祭り】が開催されている。
ここでいう「栗きんとん」とは、岐阜県南東部・中津川市の名物和菓子。
栗を砂糖と炊き上げて、布巾で栗の形にかたどったものである。
中津川栗きんとん祭りには中津川を代表する14店舗の「栗きんとん」が集結。
しかし、そんなに違いがあるものなのか? 不思議に思った記者は、栗きんとん祭りを訪れ5つの栗きんとんを入手した。
購入したのは新杵堂、ヤマツ、すや、満天星一休、信玄堂の栗きんとん。中身を出してみると、見た目はソックリ。信玄堂が「やや白っぽいかも」くらいの差だった。
全然違う! 全然違う!
なぜこの5つを選んだかというと、会場に「栗きんとん味くらべ」という分布図があったからだ。
「ほっくりーしっとり」「さらりーつぶ」の2軸と甘さレベルで栗きんとんの個性を評価しており、今回はその中から、できるだけバラけた場所に位置するものを選んできた。
ややしっとりめで粒感の強い「満天星一休」。
ほっくりとしっとりの間で、粒感がややあり、甘さ控えめの「すや」。
しっとり感が強く、さらりとした「新杵堂」。
ほっくり感強めでややさらりとした「信玄堂」。
ほっくり度が高く、粒感がややあり、やや甘めの「ヤマツ」。
見た目ではあまり差がなかった栗きんとんの〝違い〟が見えてきたのは、竹の楊枝を入れた時だ。
すやは竹の楊枝で「ほこっ」と切れて、満天星一休やヤマツは「ぽくっ」と割れるような感触。信玄堂は「ぬうーっ」、新杵堂は「ニュー」と入っていくような感触だった。
そして、思っていた以上に、味が違った。
特に際立っていたのは、新杵堂。まるでマロンクリームのような滑らかさで、どこか洋風な味わいだった。
信玄堂もややなめらかだが、新杵堂よりは栗そのもの感が強い。
ヤマツは甘みが強く、満天星一休は特に栗の食感が強い。そして、すやは「おいしい栗のおいしい部分だけをぎゅっと集めてまとめました!」といった雰囲気だった。
間違いないのは、どれも非常においしいということ。〝推しきんとん〟を決めようと思ったが、甲乙つけがたかった......。
皆さんもぜひ、中津川栗きんとん祭りでいろんな栗きんとんを食べ比べてみてほしい。
【福井冬水ようかん食べ比べフェア】も、同時開催だ。
中津川栗きんとん祭り
開催期間:2025年11月12日~18日会場:新宿高島屋 地下1階 推し100
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目24番2号
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