カップ麺で豚骨の〝臭さ〟しっかり再現 福岡の名店「魁龍」監修の一杯が拓く「クサ旨」の道
お店と同じ太め麺、シンプルな具
麺は湯戻し時間5分の中細でストレートに近い形状のノンフライ麺。
魁龍はお店の麺も太めですが、カップ麺でも一般的な豚骨ラーメンに比べてひとまわりふたまわり太いです。
今回と同じ東洋水産の「正麺カップ」の麺などに比べると抑えられているものの、豚骨ラーメンとしてはつるみや弾力が強めに感じられました。
お店では濃厚豚骨スープとマッチするやわらかめの茹で加減である「ずんだれ」がおすすめされており、今回もその「ずんだれ」の食感を再現しているとのことですが、それほど極端にやわらかいわけではありませんでした。
麺量は75グラムで、大盛ではない通常サイズのどんぶり型カップとしては多めで、カップの形状が同じの「正麺カップ」と同じボリュームとなっています。
具は、チャーシュー、メンマ、ネギの組み合わせ。
豚骨ラーメンといえば、ネギがたくさん入っていたり、キクラゲが入っていたりすることが多いですが、今回はネギこそ入っているものの量は多くなく、キクラゲは入っていません。
あまり豚骨ラーメンらしくはない汎用的な具の構成だと思うかもしれません。
ただ、魁龍はお店のラーメンもチャーシュー、メンマ、ネギがベースの具となっています。
今回のカップ麺のチャーシューは脂身がないですが大きなタイプで、メンマも量がしっかり入っています。
定価税別333円でかなり高額なのでそれに見合うかどうかは微妙ですが、ボリュームはきちんとありました。