カップ麺で豚骨の〝臭さ〟しっかり再現 福岡の名店「魁龍」監修の一杯が拓く「クサ旨」の道
久留米ラーメンの「呼び戻し」スープが特徴の「魁龍」
「魁龍」は、福岡・北九州市で生まれたお店。大きな釜でスープを炊き続け、減った分だけ新たなスープを継ぎ足していくことで熟成が進んでいく「呼び戻し」と呼ばれる、昔ながらの久留米ラーメンの手法が用いられています。
そうしてできたスープはどろどろザラザラ。盛大な豚骨臭さも特徴で、これは好みが分かれるほど。
今回、カップ麺でこの豚骨臭がどう再現されているのか、気になるところです。
というのも、「魁龍」を再現したカップ麺はこれまで、十勝新津製麺(とかち麺工房)やサンヨー食品、サンポー食品などから販売されてきたものの、その豚骨臭を再現できていたものは筆者の知る限り無いのです。
そんな「魁龍」を今回カップ麺化したのは、東洋水産の「推しの一杯」。レギュラー商品として札幌味噌ラーメンの「彩未」や家系ラーメンの「環2家」といった名店の味を高いレベルで再現している、ノンフライ麺を使用した名店再現系本格カップ麺ブランドです。
定価は税別333円でカップ麺としてはかなり高額ではあるものの、味にもかなり期待できるのではないでしょうか。
パッケージには「荒ぶるクサさと旨さの濃厚ど豚骨ラーメン!」と書かれており、臭いことが売りとして前面に押し出されてるので、「クサ旨」な豚骨臭の再現も期待大です。