「車いすで長崎の路面電車に乗ろうとした私。乗り口には段差があって、乗り場で待ってた若い男性が...」(福島県・60代女性)
近くにいた若い男性に尋ねたけれど...
でも旅行前、ネットでバリアフリー情報を調べていたときに、長崎の路面電車は車いすでも乗れるものがあるというのをみた覚えがありました。
私たちはとりあえず近くの路面電車の駅に行ってみましたが、長崎駅行きの乗り場かどうか心配だったので、近くにいた若い男性に「この電車は長崎に行きますか?」と聞きました。
すると返ってきたのは、私には聞き取れない外国語。申し訳ないのですが、聞き返すこともせずお礼を言って、もう一度乗り場にあった案内を確認しました。最初からちゃんと見ろ!とつっこまれそうですが......(笑)
その乗り場には2本の線があり、1本は長崎駅へ行くもので、もう1本は違いました。
最初に来た電車は、長崎駅には行かなかったので私たちは電車を見送りました。先ほど話しかけた男性もその電車には乗らなかったので、「あ~この人も駅のほうにいくのね」と考えながらいると次の電車が来ました。
扉があくと、なんととても高い階段が2段! これは無理、と思ったそのとき、彼は自分が持っていた荷物を地面に置き私の車いすの横にたつと、もう片方を夫に持つよう促し、階段を上げてくれたのです。