「スゴイ!の一言」 80キロの荷物を背負い、木道を歩く――はるかな尾瀬の文化を担う「歩荷」に3.6万人感動
「はじめまして、歩荷です」
そんな自己紹介と共に投稿された写真が、X上で多くの人々を驚かせている。
2025年6月17日、尾瀬小屋(福島県南会津郡檜枝岐村)のX公式アカウント(@ozegoya)画」紹介したのは、特徴のある尾瀬の木道の上を歩く、一人の男性の姿だ。たくさんの箱を背負い、荷物のてっぺんは、男性の頭のはるか上にある。
「私達は週6回80kgの荷物を背負って片道10kmの道のりを歩きます」というコメントも添えられている。背負った荷物の重量は、なんと80キロもあるらしい。
背景にそびえるのは、日本百名山の一つ、燧ヶ岳(ひうちがたけ)だろうか。木道の左右に見える小さな白い花は、水芭蕉か? いかにも「夏が来れば思い出す」尾瀬らしい印象的なシーンではないか。
しかし、何故この人は、こんなにたくさんの荷物を背負い、そんなに長い距離を、ほぼ毎日のように歩くのか。
Jタウンネット記者は、投稿者である「尾瀬小屋(尾瀬国立公園)」に詳しい話を聞いた。