ヤマダイ「大阪かすうどん」のクオリティが高すぎる 万博の舞台・大阪の〝昔ながら〟を今こそ味わう
かす入り揚げ玉ととろろ昆布使用「大阪かすうどん」

続いては、「大阪かすうどん」。
大阪・南河内のご当地麺で、「油かす」を使用することが大きな特徴となっています。
「油かす」とは、牛の腸を熱して食用油を抽出した後の残り。関西地方ではうどんの他にもお好み焼きや煮物の材料としても用いられるとのこと。
今回のカップ麺では、その「油かす」入りの揚げ玉を使用し、他にも、カップ麺では珍しいとろろ昆布が入っています。
こちらもパッケージに「通天閣」が描かれており、下町の味であることが強調されています。

麺は国内産小麦100%使用の油揚げ麺のうどん、つゆは牛ベースに昆布や魚介を加えた甘さ強めの醤油味。
つゆは牛の旨みがかなり太く感じられる本格派で、甘みをしっかり効かせることで後を引く味に仕上げています。
この商品はオープン価格で、筆者は税別128円で手に入れていますが、そんな価格で味わうのはちょっと申し訳なくなるレベルで牛のリッチな味わいを楽しめました。

具には、カップ麺では珍しいとろろ昆布が入っています。
ただでさえ厚みのあったつゆの旨みが、とろろ昆布を溶かすことでいっそう厚みを増し、もはやカップ麺のレベルを超えてしまう勢い。
具としてそのまま食べてもおいしいですが、つゆに溶かすのをおすすめしたいです。

具はとろろ昆布の他に、油かす入りの揚げ玉、かまぼこ、ネギが入っています。
先ほどの「大阪ホルモンたれ焼そば」には本物のホルモンは入っていませんでしたが、こちらには揚げ玉の中に実際に腸が入っており、少し硬めの食感が確認できます。
ほのかですがホルモン特有の風味もあり、ただの揚げ玉ではないことが実感できました。